駅で投資用マンション買いませんかと言われたら?その3

前回までのメールで、
ワンルームマンションが資産を増やさないことを
販売会社の経営者は知っているという話をしました。
なのに販売会社は販売をやめません。
というか、従業員を使って販売し続けています。



先日、とあるマンション販売の担当者に
二人続けて会いました。
それぞれ別の投資用マンション販売会社です。


私の方からお節介ながら、

「将来、資産価値は減っていくから、
売却価格でローン残額を賄えることはほとんどないのは知ってる?」

と聞くと、それぞれ二人とも、

「いや、ついてる保険が良いんです。フェーズ1でもガン保険の保険金がおりますよ」とか
「修繕費用は全部管理会社持ちなんです」

というセリフが返ってきました。


論点を変えるように
販売担当者は会社から指導されているんですね。


そんなにがん保険が良いならがん保険そのものを勧めたらいいのです。
マンションなんてくっつけて販売する必要はありません。


保険の仕組みを利用して儲からない投資用マンションを販売していることに
従業員の彼らは気づいていないのです。


駅前で名刺交換をしている子達は、
自らが販売している商品が悪いものであることを知りません。
どうしてそういうことになるのでしょうか?


それはこのような仕組みです。


投資が失敗したかどうかは買ったマンションを
将来売る時にならないとわからないものです。


成否の判明には時間がかかるために、
販売員も自分が勧めた商品で顧客に迷惑をかけることに
なかなか気づけません。


だから、いい投資商品と信じ込まされた販売員が自信を持って
駅前でキャッチセールスを行なうことになります。


あるとき、数年間も販売を続けてきた子が、
「あれ、これひょっとしたら良くない商品なのかも?」
と気づいて転職するまで営業を続けるのです。


だから、言葉巧みに引っかけられる人が引っかかる
という構造になっているわけです。


なので、マンション販売員には、
いたいけな幼い社会人一年目のような子達ばかりです。


そんな業界です。



従業員もそうですが、
購入する消費者も賢くなければなりません。
不動産投資の一寸先は闇なのです。   



消費者として賢くありましょう。
プロの不動産屋は決してこのような商品を買わないのですから。